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法人カードの即日発行は難しい?審査が早いカードや代替案を解説

※本ページはプロモーションが含まれています

ビジネスの現場では、タイムリーな対応が何よりも重要です。特に出張の際の渡航費支払いや、仕入れの立替金準備など、急を要する場面で役立つのが法人カードです。中には「即日発行可能」と銘打つカードもありますが、実際には即日発行できるケースは多くありません。今回は法人カードの即日発行が難しい理由を解説するとともに、比較的審査が早く発行スピードの高いカードもご紹介します。

法人カードの即日発行が難しい理由

企業の信用力審査に時間がかかる

法人カードの発行審査において、最も重要な要素が企業自体の信用力とビジネスの健全性です。申込法人の資本金残高、売上高の推移、営業年数、業界動向、過去の決算状況など、さまざまな観点から企業の経営実態を詳細に分析する必要があります。

このため、法人の登記簿謄本や過去数年分の決算書類の提出が必須となり、これらの書類を精査する時間が求められます。カード会社は、企業の収支状況や財務体質、発行後のカード利用計画を見極めるため、慎重に審査を行うことになります。

経営内容の確認作業は簡単ではなく、最短でも数日間は審査期間を要します。十分な審査期間なくして即日発行を行えば、債務超過リスクなどの問題が生じかねません。

代表者個人の信用調査も入る

法人の信用力だけでなく、代表者個人の信用力と資産状況もあわせてチェックされます。代表者の年収水準や個人の借入状況、過去の債務の有無など、さまざまな個人情報を個人信用情報機関に照会し、与信審査が行われるのです。

この個人に対する信用調査のため、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類の提出が不可欠となります。個人情報の取り扱いには厳格なルールがあり、書類の確認作業に時間を要するのが実情です。

会社と代表者個人の双方に対する徹底した与信審査が入るため、法人カード発行には一定の審査期間を要するのは、合理的な理由があるといえるでしょう。

法人カード発行までの標準的な期間

法人カードの発行には通常、企業と代表者個人の信用審査が伴うため、手間とタイムラグが発生します。一般的な発行所要期間は以下の通りです。

  • 申込書類準備・提出から審査開始まで:約1週間
  • 審査期間:3営業日~1週間程度
  • 審査合格後の発行作業:2~3営業日程度
  • 発行済カードの受取り:1~3営業日程度

つまり、書類準備から実際の受取りまで、最短でも1週間~10日、場合によっては2週間以上を要することがあります。短期的な資金ニーズがある場合、このタイムラグが課題となる可能性があります。

短期的な資金準備が必要な場合には、このタイムラグが課題になることは否めません。一部カード会社では、専用サービスによる発行スピードアップに対応しています。

比較的審査が早く発行スピードの高いカード

・MIYABI CARD(VISA)

・マネーフォワードビジネスカード

・GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカード

MIYABI CARD(VISA)、マネーフォワードビジネスカード、GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカードなど、一部のカード会社では、比較的スピーディな法人カード発行に対応しています。期間を大幅に短縮できる専用サービスを設けているケースが多くなっています。

それぞれの特徴と発行スピード

MIYABI CARD(VISA)

miyabi
出典元:https://miyabi-gc.jp/visa.html

MIYABI CARD(VISA)は、創業間もない企業代表者や個人事業主でも審査を受けられる法人カードです。ビジネスライフを総合的にサポートする多くの特長があります。

【主な特長】

・決算書の提出不要
・個人事業主も利用可能
・最短3営業日で発行可能
・年会費初年度無料、次年度以降16,500(税込・経費計上可)
・限度額最大500万円
・ポイント還元率0.5%※ ※ポイント交換商品により変動あり
・後から分割払いへの変更が可能

さらに、税金の支払いでもポイントが貯まり、海外利用時のサポートも充実しています。ビジネスに役立つ特典も満載です。

年会費は初年度無料で、WEBから簡単に申し込みできます。最短3営業日で発行されるので、スピーディな対応が可能。創業間もない企業代表者や個人事業主でも審査を受けられるのが大きな魅力です。経費精算の効率化やポイント獲得などメリットが多数あるので、ビジネスに欠かせない特別な1枚となることでしょう。

※MIYABI CARDは、企業名義ではなく企業代表者や個人事業主の「個人」名義で申込/契約を行うカードです。また、審査は企業与信ではなく個人与信のため、個人のクレジットヒストリーに影響します。

ライフカードビジネスライトプラス

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ライフカードビジネスライトプラスは、法人代表者や個人事業主向けに提供されるビジネスカードです。

【主な特徴】

・年会費永年無料(ゴールドカードを除く)
・申込Web完結
・最短3営業日発行
・限度額最大500万円
・追加カードの発行可能(ETCカード1枚、従業員カード3枚)

ライフカードビジネスライトプラスは、年会費が永年無料である点(ゴールドカードを除く)や、申し込みがWebで完結できる点です。また、最短3営業日で発行可能であり、限度額は最大500万円です。これにより、ビジネスにおいて必要な資金調達や経費管理を効率的に行うことができます。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

saisonamex_top
出典:https://www.saisoncard.co.jp/amextop/sbs-pro/

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンプラチナビジネスカード)は、国際的ブランド力の高いアメリカン・エキスプレス・カードを比較的手軽に利用することができます。

【主な特長】

・SAISON MILE CLUBに登録で最大1.125%の高還元率のマイルプログラム
・2,000円(税込)ごとに永久不滅ポイントが貯まる
・最短3営業日で発行
・24時間365日対応のコンシェルジュサービス
・最高1億円まで補償の旅行傷害保険
・世界中の1,400ヵ所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パス

セゾンプラチナビジネスカードは、ビジネスオーナーや個人事業主向けに提供される高性能なクレジットカードです。このカードは、ビジネス経費の管理を効率化し、様々な特典やサービスを通じて、ビジネスの成長をサポートします。特にJALのマイル還元率が高く、永久不滅ポイントが貯まる点が大きな魅力です。

マネーフォワード ビジネスカード

moneyfoward_card
出典元:https://biz.moneyforward.com/

マネーフォワード ビジネスカードは、以下の特徴を持つ法人カードです。

  • 起業・開業直後でも発行可能
  • ポイント還元率1~3%
  • 最短即日発送で1週間程度でカード到着
  • ポイント1%還元、マネーフォワード関連決済は3%還元
  • 月間利用額に応じて最大5万円分のボーナスポイント
  • 初期費用・年会費無料(一部条件あり)
  • 従業員の経費立替不要で精算作業削減
  • マネーフォワードクラウドと連携し、経費精算・給与合算・会計ソフト仕訳を自動化

つまり、発行が容易で高還元率、初期費用無料、従業員の経費処理の自動化など、起業直後の法人にとって利便性が高いサービスとなっています。

GMOあおぞらネット銀行のMastercardプラチナデビットカード

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出典:https://gmo-aozora.com/promotion/lp/priv_debit_customer/

GMOあおぞらネット銀行のMastercardプラチナデビットカードは、以下の特徴を持つ法人・新設法人向けのカードです。

  • 最大1.2%の高還元率でビジネス支出が有益な投資に
  • カスタマーステージ最高ランクで、ATM出金手数料・他行振込手数料が月20回まで無料
  • 頻繁な金融取引を行う企業ならば、これらの優遇措置によるコスト削減効果が大きい
  • 不正利用補償やリアルタイム通知など、高いセキュリティも備わっている

つまり、ビジネス支出に対する高還元率と手数料無料化で経費節減が図れ、加えてセキュリティ面での安心感も得られるため、法人・新設法人の日常的な運営に適した実用的なデビットカードと言えます。

GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカード

gmodevit_top
出典元:https://gmo-aozora.com/promotion/lp/business-debit/

GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカードは、以下の特徴を持つサービスです。

  • 新設法人や創業期の企業、経営者向けに設計された金融サービス
  • 与信審査が不要で、迅速かつ手軽にカードが入手可能
  • 日額最大2億円(マスターカードは1,000万円×20枚)の高い利用限度額で柔軟な資金調達が可能
  • 年会費や維持費が無料で経営コストを抑制できる
  • 利用額の最大1%がキャッシュバックされるなど、経済的メリットが大きい

つまり、創業期や急な資金ニーズにも対応でき、低コストで資金の流動性を確保することができる実用的なビジネスデビットカードと言えます。

速やかな発行を心がける際の注意点

本人確認書類の即日準備が肝心

・発行日当日の書類持参や送付が条件

・代理人でも本人確認書類の用意が必須

スピーディな発行サービスを利用する際は、本人確認書類の即日準備が必須条件となります。アメリカン・エキスプレスの場合はカード発行センターでの持参が必要で、JCBのプロンプトでは送付が求められます。

この確認作業に不備があれば、即日発行は延期となる可能性が高く、場合によっては審査自体が一時保留に追い込まれることさえあります。申請代理人に委任したとしても、本人確認書類の提示が求められます。

発行手数料の別途発生に注意

・速やかな発行を希望する場合は手数料発生

・標準発行の場合は手数料無料が一般的

速やかな発行サービスを利用すれば、発行手数料が別途発生することにもご注意ください。JCBのプロンプトでは2,000円の手数料がかかり、アメックスの即日発行でも手数料が発生します。

この発行手数料は、標準の審査プロセスを経る場合は無料となるのが通例です。法人カードの発行自体に費用はかかりませんが、発行スピードを上げることで手数料が生じるのです。発行までの時間と費用のバランスを検討する必要がありそうです。

法人カードの即日発行の代替案

インターネットバンキングの活用

・即座の資金準備が可能

・法人口座からの振込で済む

・利用限度額には制約がある

プリペイドカードやデビットカードの検討

・発行審査が簡便で即日発行可能

・利用限度額が低めで利便性に難

・クレジット機能がないため立替払いは困難

ファクタリングなど運転資金調達の選択肢

・売掛債権を現金化できる

・専門業者への手数料支払いが必要

・資金調達に数日は要する

ファクタリング会社の利用例

・ジャックスファクタリング

・日本製釉所ファクタリング

・りそなファクター 等

法人カードの即日発行が難しい場合に検討できる代替的な選択肢として、以上のようなものが考えられます。

目的別に最適な手段を選ぶことが賢明でしょう。例えば簡易的な資金準備であればインターネットバンキングが手っ取り早く、買掛金の支払いにはプリペイドカードが有効かもしれません。また、継続的な運転資金の確保が目的ならファクタリング会社の利用も視野に入れる必要があるでしょう。

状況に応じて、上手にツールを使い分けることが肝心です。場合によっては、法人カードの発行を待つよりも、これらの代替手段を組み合わせた方が合理的な場合もあり得るでしょう。

まとめ

以上のように、法人カードの即日発行は企業と代表者個人の双方に対する信用審査があるため、実現が難しいのが現状です。発行スピードを上げようとすれば、発行手数料が発生するデメリットもあり、真の即日発行には一定のハードルがあります。

一方、比較的審査期間が短く、スピーディな発行に対応しているカードも一部で出始めています。アメックスやJCB、三井住友カードなどが即日発行に近いサービスを用意しており、ビジネスのスピードに応えようとしています。ただし、本人確認書類の即日準備が不可欠な条件となるなど、一定の制約はあります。

発行までの所要日数と費用、必要書類の確保のしやすさなどを勘案し、自社の実情に合った最適なカードを選ぶことがおすすめです。業務の性質や利用目的に即した賢い判断が求められそうです。

 

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