オフィスで仕事に集中するうえで、気軽に美味しい水が飲めることは大切な要素です。喉が渇いたり、カフェインを取りたい時に、すぐ飲料を手に入れられるととてもありがたいものです。
ウォーターサーバーを設置すれば、従業員は高品質な水を気軽かつリーズナブルなコストで手に入れられます。これは作業効率の向上や健康増進にもつながり、オフィス環境を改善する有効な手段となります。
本記事では、ウォーターサーバーの基礎知識から種類、選び方のポイントまで、オフィス・法人向けの詳しい情報を紹介します。ウォーターサーバー選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ウォーターサーバーとは?
ウォーターサーバーとは、大型のボトルに入った水を給水し、好みの温度で飲料水を供給する装置です。1938年に米国で誕生し、企業オフィスや公共施設で初めて導入されました。
基本的な構造は、ボトルを載せる台座と、温水・冷水を循環させるタンクから構成されています。ボトルの水は重力で自然落下し、電気ポンプによって循環・加温/冷却されるというシンプルな仕組みです。
このシステムにより、高品質な飲料水をいつでも手軽に入手できるようになり、現在では一般家庭でも広く普及しています。
宅配型と浄水型
ウォーターサーバーには、主に2つの種類があります。
宅配型ウォーターサーバー
大型のボトルを定期的に宅配してもらい、空のボトルと交換する仕組みです。初期費用は抑えられますが、毎月のボトル代と配送料がかかります。
浄水型ウォーターサーバー
上部に浄水フィルターが内蔵されており、直接給水することができます。ランニングコストを大幅に抑えられます。
利用シーンやスペース、コスト面から、オフィスの規模に合わせて選ぶ必要があります。
さまざまな水の種類
ウォーターサーバーで扱われる水には、主に3種類の種類があります。
天然水(ナチュラルミネラルウォーター)
天然の涌き水を汲んだ水で、ミネラル分を豊富に含みます。ナチュラルでまろやかな味わいが特徴です。
RO水(逆浸透膜ろ過水)
逆浸透膜による高度なろ過処理を施した軟水です。不純物を徹底的に除去しているため、口当たりが良く、紅茶やコーヒーの淹れ物に適しています。
水道水
地域の水道水をそのまま利用するタイプで、価格が最も手頃です。水質は地域差があり、硬度や塩素の残留具合も様々です。
水の種類によって、ミネラル分やpH、味わいなどが異なるため、オフィスの用途や従業員の嗜好に合わせて、最適な水を選ぶ必要があります。健康面での影響も考慮すべきポイントといえるでしょう。
ボトルの種類と環境への配慮
ウォーターサーバーで使用されるボトルには、主に3種類のタイプがあります。
ワンウェイボトル(使い捨てタイプ)
プラスチック製の大型ボトルで、使い捨てが一般的です。衛生面に優れる半面、プラスチックごみが課題視されていますが、自然に優しい素材で作られているなど各メーカーエコフレンドリーを意識しています。
ガロンボトル(返却・再利用タイプ)
ボトル自体はプラスチック製ですが、使い終わったら返却して再利用するタイプです。ごみの排出を抑えられる環境配慮型の仕組みです。
ウォーターサーバー選びのポイント
次に、適切なウォーターサーバーを選ぶ上で重視すべき主なポイントを説明します。
利便性の高さ
ボトル交換時の取り回しの良さや、アフターサービス体制の充実度が大切です。重たいボトルの取り扱いに手間取らず、メーカーのメンテナンスも手厚いと業務効率が上がります。
コストパフォーマンスとスペック
初期費用と毎月のランニングコストを比較し、コスパの良い製品を選びましょう。さらに必要な機能(温水・冷水の出し口数、チャイルドロックなど)を備えているかにも注目します。
メーカー信頼性と製品レビュー
メーカーの実績や信頼性、製品の安全性なども重要な指標です。実際のユーザーの口コミやレビューはとても参考になる情報源です。
オフィスの規模や利用シーン、コストに見合った高機能で信頼できるウォーターサーバーを選ぶことが肝心です。
おすすめウォーターサーバー
国内の主要ウォーターサーバーブランドの中から、コスパに優れた製品をピックアップしてみました。
プレミアムウォーター
【プレミアムウォーターの概要】
全国約160か所の天然水源から厳選した8つの採水地でナチュラルミネラルウォーター基準を満たす高品質な天然水を採取
6つの厳格な基準(ナチュラルミネラル基準適合、適切ミネラルバランス、まろやか軟水、弱アルカリ性、非加熱処理、鮮度保持)を満たす場所のみが採水地
【プレミアムウォーターの特徴】
非加熱処理で天然の風味を残す
溶存酸素や天然ミネラルを損なわず、生の美味しさを実現
洗練されたデザインと豊富なラインアップ
シンプル・モダンからスタイリッシュなデザイン、サイズ別バリエーションも充実
安全・安心への徹底対策
除菌フィルター、密閉ボトル、チャイルドロック機能など徹底した安全衛生管理
【プレミアムウォーターのメリット】
高品質な天然ナチュラルミネラルウォーターが毎日楽しめる
持ち運びが不要なワンウェイ式で手間が省ける
様々なデザインからお好みのサーバーが選べる
アプリで注文・配送管理が可能で利便性が高い
ポイントが貯まりモール商品が割安に購入できる
設置とお手入れ
ウォーターサーバーの設置は、メーカーや専門業者による訪問サポートが一般的です。通常は設置場所の確認から搬入、使用方法の説明まで行ってくれます。
設置場所の選定は非常に重要です。水もれ時の排水ルートの確保はもちろん、周りに湿気が及ばないよう環境対策を講じる必要があります。安全で取り回しのよい場所を選ぶべきでしょう。
また、ウォーターサーバーは定期的な内部クリーニングが欠かせません。熱交換器や給水経路には雑菌が発生しやすいため、3~6ヶ月に1度は業者による徹底洗浄と消毒をするのが理想的です。こうしたお手入れにより、安全な水質を継続して確保できるのです。
ランニングコストと環境対策
ウォーターサーバーには、初期設置の費用に加え、月々のランニングコストが発生することに留意が必要です。
宅配型の場合、ボトル代と配送料が毎月の固定費になります。オフィスの規模が大きければ大きいほど、コストの負担が重くのしかかります。一方、サーバー内蔵型では、浄水フィルターなどの消耗品代がかかります。ただし長期的に見れば宅配型に比べて費用を大幅に抑えられます。
また近年、企業の環境問題への関心も高まっているため、サステナビリティの側面からも検討する必要があります。プラスチックごみの削減やCO2排出量抑制など、環境に配慮したウォーターサーバーを選ぶことが求められています。
例えば返却可能なリユーザブルボトルの採用は、プラスチック使用量を大幅に削減できます。さらに紙製のボトルを使うサーバーなども登場し、新しい環境配慮の選択肢になりつつあります。
オフィスにとって最適なウォーターサーバーとは?
最後に、オフィス・法人におけるウォーターサーバー選びの重要ポイントをおさらいしておきましょう。
まず、設置場所や利用人数に応じた適切な容量と機能を備えていることが重要です。温水・冷水の出し口数やチャイルドロック機能など、ニーズに合った仕様を持つ製品を選ぶ必要があります。
また、長期的なコストメリットがあり、費用対効果に優れていることが求められます。初期費用とランニングコストを勘案し、総合的に経済的な選択肢かどうかを見極める必要があります。
さらに近年は、環境負荷が低くサステナビリティにも配慮されているかが重視されています。プラスチックごみの削減や地球温暖化対策にも役立つシステムであることが期待されています。
オフィスごとに事情は異なりますので、各社のラインアップを比較検討し、上記のポイントを満たした最適なウォーターサーバーを選ぶことが肝心でしょう。
ウォーターサーバーに関するFAQ
Q.ウォーターサーバーの電気代はどのくらいかかりますか?
A.製品によって若干の差はありますが、一般的には月額300円~500円程度の電気料金がかかります。ウォーターサーバーはミネラル残留や電気代の低減を実現する省エネデザインが多くなっています。
Q.天然水とRO水、どちらがおすすめでしょうか?
A.天然水はミネラル分が豊富で味が良い反面、RO水は無味無臭で飲み口が良いのが特徴です。オフィスの従業員の好みや使用用途に合わせて、最適な水を選ぶことがポイントです。
Q.大型のボトルの取り回しは大丈夫でしょうか?
A.ボトルには重さがあり取り扱いが難しいと感じる場合もあります。しかし、リユーザブルタイプなら軽量化が図られており、交換作業はかなり楽になっています。
Q.メーカーのメンテナンスサービスは重要ですか?
A.はい、アフターサービスの手厚さは選定時の重要なポイントです。衛生面での定期クリーニングはもちろん、万が一の故障時の修理対応なども考慮すべきです。
Q.リユーザブルボトルは衛生面で大丈夫なのでしょうか?
A.メーカー側による厳格な衛生管理と徹底した洗浄によって、リユーザブルボトルの衛生面は十分に確保されています。ボトルは使用の度に回収され、熱湯消毒や高圧洗浄が施されるため、安全性は保たれています。業界の衛生基準を満たしていることを、メーカーは保証しています。
まとめとおすすめ
最後に、オフィス・法人向けウォーターサーバー選びのポイントと、私がおすすめする製品をまとめさせていただきます。
ウォーターサーバーを選ぶ際の重要ポイントは、以下の3つです。
- 設置場所や利用人数に見合った適切な容量と機能を備えていること
- 長期的に見てコストパフォーマンスが優れていること
- 環境負荷が低く、サステナビリティにも配慮されていること
大手メーカーならではの信頼性と、デザイン性にも優れた製品です。長期的に見てもコストパフォーマンスに優れ、環境配慮にも積極的なパナソニックのウォーターサーバーは、オフィス需要に適した選択肢といえるでしょう。
これらの情報を参考に、ぜひ最適なウォーターサーバーを見つけていただければと思います。
