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無料で使えるクラウド請求書管理システム5選|おすすめツールと導入のメリット

作成者: ビズソル編集部|2024.6.06

クラウド請求書管理システムは、ビジネスの効率化とコスト削減において、ますます重要な役割を果たしています。特に、無料で利用できるシステムは、中小企業やスタートアップにとって大きな魅力となっています。本記事では、無料で使えるクラウド請求書管理システムのおすすめツールとその導入のメリットについて詳しく解説します。

クラウド請求書管理システムのメリット

クラウド請求書管理システムを導入することで得られるメリットは多岐にわたります。ここでは、主なメリットについて紹介します。

コスト削減

クラウド請求書管理システムは、初期費用や維持費用が不要であることが多いため、企業のコスト削減に直結します。例えば、紙の請求書を使用する場合、印刷費や郵送費がかかりますが、クラウドシステムではこれらの費用を削減できます。また、手作業による請求書の作成や管理が不要になるため、人件費の削減も期待できます。

さらに、クラウドシステムはアップデートが自動的に行われるため、システムの維持管理にかかるコストも削減できます。これにより、企業は最新の機能やセキュリティ対策を常に利用できるため、安心して業務を進めることができます。

効率化と利便性

クラウド請求書管理システムは、24時間365日いつでもどこからでもアクセス可能です。これにより、リモートワークや出張先からでも簡単に請求書の作成や管理ができるようになります。さらに、自動化機能により、請求書の発行から送信までの作業が一貫して行えるため、大幅な時間短縮が実現します。モバイルデバイスにも対応しているため、スマートフォンやタブレットを使用して迅速に対応することも可能です。

例えば、システムに登録された取引先情報や商品情報を利用することで、請求書の作成作業が大幅に効率化されます。また、一括送信機能を使えば、複数の請求書を一度に送信することができ、手間を省けます。

セキュリティ

クラウド請求書管理システムは、データのバックアップ機能や強力なセキュリティプロトコルを備えています。これにより、データの紛失や漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。例えば、INVOYやFreee請求書などは、適格請求書の発行や電子帳簿保存法に対応しており、安全にデータを管理できます。

クラウド上にデータを保存することで、万が一社内のPCが故障しても、データが失われる心配がありません。また、アクセス権限の管理が可能なため、社員ごとに適切な権限を設定し、データの保護を徹底することができます。

無料で使えるクラウド請求書管理システムの紹介

ここでは、無料で使えるクラウド請求書管理システムのおすすめツールをいくつか紹介します。

1. Misoca

Misocaは、弥生株式会社が提供するクラウド請求書管理システムで、見積書、納品書、請求書の作成が簡単に行えます。また、複数人での同時利用も可能で、チームでの業務効率化に役立ちます。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しており、法令遵守が求められる企業にも最適です。
Misocaは、ユーザーフレンドリーなインターフェースを持ち、請求書の作成が非常に簡単です。取引先の情報を一度入力すれば、次回からはワンクリックで情報を呼び出すことができます。また、請求書のテンプレートも豊富で、企業のブランドイメージに合わせてカスタマイズすることができます。さらに、Misocaは銀行振込だけでなく、クレジットカード決済や口座振替にも対応しており、顧客に多様な支払い方法を提供できます。

2. Freee請求書

Freee請求書は、会計ソフトfreeeと連携して利用できるクラウド請求書管理システムです。インボイス制度対応の請求書を簡単に発行でき、無料プランでも充実した機能を提供しています。また、スマートフォンやタブレットでも利用可能なため、場所を選ばずに業務を行えます。
Freee請求書は、請求書の作成だけでなく、売掛金の管理や入金確認も簡単に行えます。システム上で請求書を発行し、そのままメールで送信することができるため、紙の請求書のように印刷して郵送する手間が省けます。また、取引先ごとに請求書のステータスを管理できるため、未払いの請求書のフォローアップも簡単です。さらに、請求書のデータは自動的に会計ソフトに取り込まれるため、経理業務の効率化も実現します。

3. マネーフォワード クラウド請求書

マネーフォワード クラウド請求書は、請求書の自動作成や権限管理機能が充実しており、様々なビジネスニーズに対応しています。初期費用がかからず、無料で試用できるプランも用意されているため、導入のハードルが低いのが特徴です。
マネーフォワード クラウド請求書は、請求書の作成から送信、入金確認までのプロセスを一元管理できます。また、会計ソフトと連携しているため、請求書のデータをシームレスに会計ソフトに取り込むことができ、経理業務の効率化が図れます。さらに、複数のメンバーで同時に作業ができるため、チームでの業務分担もスムーズに行えます。マネーフォワード クラウド請求書は、API連携機能も備えており、他のシステムとの統合も容易です。

4. Square 請求書

Square 請求書は、直感的な操作性と多様な支払いオプションが特徴のクラウド請求書管理システムです。無料プランでも基本機能が充実しており、請求書のカスタムテンプレートや複数パターンの見積もり作成が可能です。また、24時間年中無休で支払いを受け付けることができるため、顧客の利便性も向上します。
Square 請求書は、請求書の作成が非常に簡単で、顧客にメールやSMSで送信することができます。また、顧客はオンラインで支払いを行うことができ、決済手数料もリーズナブルです。さらに、請求書のステータスをリアルタイムで確認できるため、入金状況を常に把握することができます。

5. スプレッドオフィス

スプレッドオフィスは、ペーパーレスや電子帳簿保存、EDI取引(電子データ交換取引)、インボイス対応など、様々な機能を提供する多機能なクラウド請求書管理システムです。初期費用が不要で、メールアドレスの登録だけで簡単に利用開始できる点が魅力です。スプレッドオフィスは、特に中小企業や個人事業主に向けてコストパフォーマンスに優れたソリューションを提供しています。
スプレッドオフィスの特徴として、帳票管理、取引先データ管理、顧客管理、ファイル管理、商品管理、権限・承認設定など、ビジネスのあらゆるニーズに対応した多様な機能が挙げられます。また、ユーザーインターフェースは直感的で使いやすく、パソコン操作に不慣れな方でもスムーズに利用できる設計となっています。
スプレッドオフィスは、請求書の作成から発行、管理まで一貫して行うことができ、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しています。さらに、ユーザー追加やプラン変更もシステム内から簡単に行うことができるため、企業の成長に合わせて柔軟に対応できます。最大60日間無料で始められるため、まずは試してみることをお勧めします。

クラウド請求書システムの選び方

企業の規模や必要な機能に応じて、適切なクラウド請求書管理システムを選ぶことが重要です。ここでは、選び方のポイントを紹介します。

企業の規模に応じた選択

小規模企業やスタートアップには、低コストで導入できる無料プランが充実したシステムが適しています。例えば、Freee請求書やSquare 請求書は、無料プランでも多くの機能を利用できるため、小規模企業に最適です。一方、中小企業や大企業には、権限管理機能や自動化機能が充実したシステムが必要です。マネーフォワード クラウド請求書やMisocaは、こうしたニーズに対応しています。
また、企業の成長に合わせて柔軟に対応できるシステムを選ぶことも重要です。例えば、初めは無料プランで導入し、必要に応じて有料プランに移行できるシステムであれば、コストを抑えつつ機能を拡充することができます。

必要な機能の確認

クラウド請求書管理システムを選ぶ際には、企業の業務に必要な機能が含まれているかを確認することが重要です。例えば、見積書や納品書の作成機能、会計ソフトとの連携機能、インボイス制度対応などが挙げられます。これらの機能を持つシステムを選ぶことで、業務の効率化が図れます。

特に、会計ソフトとの連携機能は、請求書のデータを自動的に会計システムに取り込むことができるため、手入力のミスを防ぎ、経理業務の効率を大幅に向上させます。また、インボイス制度に対応しているシステムであれば、適格請求書の発行や保存が簡単に行えるため、法令遵守も確実に行えます。

サポートとアフターサービス

クラウド請求書管理システムのサポート体制も重要なポイントです。導入後のサポートやアフターサービスが充実しているかを確認しましょう。例えば、24時間365日のサポート体制や、ヘルプページやFAQの充実度などが挙げられます。Freee請求書やMisoca、スプレッドオフィスは、充実したサポート体制を提供しています。

サポート体制が充実しているシステムを選ぶことで、万が一トラブルが発生した場合でも迅速に対応してもらうことができます。また、オンラインチャットや電話サポートなど、複数のサポート手段が用意されているシステムであれば、状況に応じて最適なサポートを受けることができます。

導入事例と活用方法

クラウド請求書管理システムの導入事例や具体的な活用方法を紹介します。

成功事例の紹介

クラウド請求書管理システムを導入した企業の成功事例を紹介します。例えば、Misocaを導入した企業では、適格請求書の確認から仕訳入力までの業務効率が約20%向上したという報告があります。また、マネーフォワード クラウド請求書を導入した企業では、請求書の自動作成により、手作業のミスが減少し、業務効率が大幅に向上しました。

Misocaを導入したある企業では、請求書の作成と管理にかかる時間が大幅に短縮され、経理担当者の負担が軽減されました。また、インボイス制度対応の請求書を発行することで、法令遵守が確実に行えるようになり、企業の信頼性が向上しました。

活用シーンの具体例

クラウド請求書管理システムの具体的な活用シーンを紹介します。例えば、リモートワークの環境下では、クラウドシステムを利用することで、場所を選ばずに請求書の作成や管理が可能となります。また、多店舗展開している企業では、各店舗からの請求書を一元管理することで、業務の効率化が図れます。

リモートワークを導入している企業では、クラウド請求書管理システムを活用することで、経理担当者がオフィスにいなくても、請求書の作成や送信が可能となりました。また、多店舗展開している企業では、各店舗からの請求書を一元管理し、リアルタイムで確認できるため、経理業務の効率化と透明性の向上が実現しました。

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出典:https://www.spreadoffice.com/

スプレッドオフィスは、見積書や請求書などの帳票作成から発行、管理までを一括して行えるクラウドサービスです。ペーパーレス化や電子帳簿保存、EDI取引、インボイス対応など、様々な用途で活用できます。初期費用は無料で、メールアドレスの登録のみですぐに利用を開始できるのが大きな特徴です。

まとめ

クラウド請求書管理システムは、コスト削減と業務効率化に大きく貢献します。無料で使えるサービスを活用し、ビジネスの成長をサポートしましょう。適切なシステムを選び、導入することで、ビジネスの運営をよりスムーズに進めることができます。クラウド請求書管理システムを活用して、企業の課題を解決し、さらなる成長を目指しましょう。